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SOLD OUT
*好きなスパイスはときかれたら何と答えますか。僕は、昔はグリーンカルダモンが好きで、ラッサムに出会ってブラックペッパーが好きになり、レシピを作るうちにクミンの貫録を知り、最近ではターメリックとチリパウダーが最高だなと思っています。スパイスを触れば触るほど地味好みになっていくのだと思います。地味好みのあなたに贈る、豆とミニマムなスパイス使いの料理を淡々と作る6か月間のコースです。
*豆とスパイスとレシピが毎月届きます。毎月15日ごろ発送です。1回目は4月15日ごろ発送です。
*テーマは『日常生活に豆と野菜を組み込む』です。よし作るぞ!と意気込まなくても作ることができるレシピを用意します。豆を煮てスパイスを1つか2つ使って野菜を調理する、そんなスパイス料理の原風景的なレシピです。
*圧力鍋は使いません。ふつうの鍋とフライパンがあればOKです。ミキサーも使いません。
*拍子抜けするくらいに簡単なので、A面B面と二回分を用意します。一度買った材料で2回作って食べます。同じ食材で微妙に作り方を変えることで理解を深め、かつ家庭での食材運用を効率的にします。一回あたり2人分です。
*他の追随を許さないレベルの詳細なレシピと、店員Aの手になる『しょうもない南インド屋通信』が同封されています。
*メニューは下記のとおりです。
4月マスルダルとブロッコリー
A面:クミンで煮たダルとポリヤル
B面:煮崩し方を変えたダルとポリヤルその2
どうやってもブロッコリーの味にしかならないブロッコリーも、切り方を工夫してスパイスと合わせると、緑っぽい味とターメリックが調和して、良い食材になります。ココナッツの有無でも印象が変わります。豆の煮崩し方による変化と合わせて、豆、野菜、スパイスの基本的な性格をつかむことができます。ダルの塩加減も煮崩し方で変わります。さらっとしたダルもおいしいですが、こっくりとしたダルもおいしいです。
5月ウラドダルと青梗菜
A面:ネパールダルと焦がしチリパウダーサグ
B面:ジンブーダルとホールチリサグ
優しい味のダルを作った4月から一転して、塩の効いたダルです。使うスパイスはA面がクミンでB面がジンブーです。同じ製法でも、スパイスの役割が変わります。唐辛子を焦がすとうまい!を実感しつつ、粉末とホールを使い分けることによる風味と色合いの変化を把握します。
6月トゥールダルと大根
A面:クミンで煮たダルとサブジ
B面:タマリンド入りのダルとポリヤル
日本ではなじみのないトゥールダルをまずはクミンと合わせて味わいます。やや重めでうまみの強いダルなので、タマリンドの酸味を加えることでまた世界が広がり、南インドの定番料理サンバルへとつながっていきます。大根は、ターメリックと合わせることで和風らしさが消え、立派なインド料理になるのが面白いです。
7月ムングダルとインゲン
A面:クミンで煮たダルとポリヤル
B面:乾煎りしたダルとトーレン
緑豆のひきわりです。ムングダルは緑っぽい風味なのが、乾煎りすることで香ばしさが増します。トゥールダルは乾煎りすることはないのにムングダルは乾煎りするレシピが存在する理由を感じられます。インゲンも同じく緑っぽい味がするところにスパイスを合わせる狙いで、優しく炒め蒸しにするのと、より強めに炒めることによる違いを感じることで、炒めもの全般への理解が深まります。
8月チャナダルとキャベツ
A面:トマトと煮たダルとサブジ
B面:玉ねぎも加えたダルとポリヤル
チャナダルはひよこ豆のひきわりです。これまではシンプルな味付けできたダルを、ここでは少し濃い味にします。チャナダルの味の特徴によるものです。ここまでくれば、なぜチャナダルはこの味にするのかがわかるはずです。B面ではさらにそれを発展させます。ダルに合わせてキャベツもややスパイスの量を増やします。
9月ミックスダルと芋
A面:マスル&トゥールと芋ロースト
B面:比率を逆転させたトゥール&マスルと芋サブジ
最後は豆のブレンドです。比率を逆転させることで印象が変わります。芋に関してはもうどうやってもおいしいのですが(世界一の料理はフライドポテトだと思います)、ホールスパイスを使うかパウダースパイスを使うかによる焼き色の付き方を楽しみます。
※送料の計算が変わってしまうので、ほかの商品と同時購入はしないでください。よろしくお願いします。